言葉選び

先週まで前期入試の”小論文対策”をしていましたが、今日からは後期入試の”作文対策”をすることになりました。
早速『わくわく文庫』を使って本を読んで 感想文を書いてもらいました。

小論文の型を覚えて、なんとかそれらしいものを書くことができるようになったばかりの子たちにとって、決まった型のない作文はなんとも難しいもののようです。
人差し指を額に押し当てて考え考え書いていました。

「これは、あらすじ文やなぁ」
「難しいです。小論文の方が書きやすかった」
「そうやね、小論文は型があったからね。作文はもっと感情を露わに書いていいんだよ。論破しようなんて考えなくていい。言葉も小論文では固い熟語を多く使っていたけど、作文はもっと情感的な言葉、というか気持ちを表現する言葉を使うと効果的やと思うよ」
「はぁ・・・」
「例えばね・・・、ほら、わたしはスマホのメモを使って、珍しい言葉とか、美しい言葉とか、覚えておきたい言葉に出会ったときは それを書き留めているねんけど、・・・これを見て!『妙に寂しい、よるべない気持ち』ってあるやろ、これは小論文やったら、『孤独感』と言う言葉に置き換えて使うかな。『コ・ド・ク・カ・ン』て固い固い。でもこの『よるべのない気持ち』って身の置き所のない気持ち、ってことやけど、固さがない『や行』の持つ柔らかさのあるこの言葉は作文向きやと思わへん?
今、本を読んでもらったやん、その本の中には今まで自分が使ったことのない言葉がいっぱい書かれていたと思うねんよ。そういう言葉や言い回しを覚えておいて普段に使ってみて。言いたいことにピッタリあった言葉が口から出たときは気持ちがいいよ。だんだん自分の言葉として消化されたら、こういう作文で書く。どんな言葉を使うと息遣いまで表現できるか、常に考えるようにしておくといいと思う。」
一気に話しましたが、みんなそんなこと考えたことも無かった という顔をして、でもちょっと興味深そうに聞いていました。

“水面に浮かぶ” と “川面に たゆたう” では
受ける印象はやはり違いますものね。

----------

学習の根っこが育つ、実感教育。ラフラーン

学習教室ラフラーン









管理者にだけ表示を許可する