オツベルと象

昨日、3年生の男の子が、『オツベルと象』を読んだ後の読書ノートに

『オツベルは象たちにつぶされてかわいそうだった』と書いていました。

わたしは、この『オツベルと象』を読むと、ブラック企業の経営者とその労働者が だぶって見えてしまうので、どうもこの男の子の感想がピンときませんでした。

そこで今日、年中さんの男の子にはこの本の読み聞かせをして、2年生の男の子には実際に読んでもらって、それぞれ感想を聞いてみました。

ふたりとも「オツベルはひどい、白い象はかわいそうだった。助けに来た象たちは強かった」と似たようなことを話していました。

うんうん、そうでしょう。そうでしょう。そう思うよね。

昨日の3年生の男の子に、白い象は無理やり働かされていたんだよね。と聞いたとき、
「うん、だけど、初めは白い象から働きたそうにしてたよ。嬉しそうに一生懸命働いていたよ。オツベルは賢い、って、何度も書いてあったよ」と男の子は答え、私が何を聞こうとしているのか わからない、というような顔をしました。

うーん。そうなんだよなー。
この本、オツベルがやっつけられて万歳、という感じではないのですよね。

助けられた白い象は、「ありがとう」と さびしそうに言った、というところが勧善懲悪の爽快感から、ぐっとトーンダウンしているんですよね。

難しい話です。
短いお話ですが、中学1年の国語の教科書に載っているのも頷けます。

皆さんは、このお話 どう読まれますか?
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