時間を無くしているもの

まだ開けていない引っ越しの荷物の中から、
わたしが中学2年のときに読んでいた『kaidan』が出てきました。
小泉八雲の『怪談』が英語で書かれた本です。

『雪女』 や『むじな』など誰もが知っているお話です。
当時 その中の一つで『Jikininki』という題名を見たときは何のことなのかわからなかったのですが、読み進めるうちに、『食人鬼』だと気づきました。この話はこの英語で読んだのが初めてでした。

ただでさえ一人で読むには恐ろしい本ですが、英語で読むとさらに震えるくらい怖かったのを覚えています。
単語もよくわからなかったので、かえって想像力が煽られたのかもしれません。

こんな英語の本をよく読めたなあ、と思います。英語力うんぬんの前にこんなものを読む時間的な余裕があったんだなぁと不思議に思いました。

中学生を指導していて思うのですが、彼ら彼女らにはこんな本を読む時間が無い。
あの子たちは右から左へ言われた課題をこなすのに必死です。いやそれさえも危うい。

なぜだろう。わたしもクラブ活動はしていたし テストにも追われていたのは変わりありません。

そうか、もうかれこれ40数年前のことです。パソコンは無かったな。メールもラインも、テレビゲームさえも無かった。あるのはカセットデッキくらいなもので、まだ録画するビデオ装置も無かった。

だから時間はあったんです。

今の子たちがちょっと気の毒に思えました。

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