自然界が起こすことに比べればたいしたことない

経済学の本でも哲学書・科学書でも、最初に『専門用語』を振り回して初学者をおどかすのは、学問上の自信がない学者がよくやる手だと、今読んでいる本に書かれていました。
同じようなことを友だちが言っていたのを思い出します。

その友だちは日本美術を研究する学者で尾形光琳や俵谷宗達などの琳派研究の第一人者です。
そんな彼ですが解説や評論などを書くときは できるだけ平易な言葉を使うようにしているそうです。持って回ったような言葉や辞書を引かなくては理解できないような文を書く人は自分に自信が無い人だとよく言っていました。

人間なんてみんな似たようなものなのだ、腹が減ればがっついて食う、食いすぎれば腹をくだす、たいした違いなんてないんだ、と言う彼の言葉は、わたしをどんなに救ってくれたことでしょう。

必要以上に緊張することなく自然体で人に接することができ、難しげな書物も人間が書いたものなんだから、と思うと意外とすんなり理解することができるのです。

本当に深遠な大自然の迫力に比べるといくら偉そうにしていてもたかが人間のすることなんて知れているのですよね。









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