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100万回生きたねこ

今日は録画しておいた『100万回生きたねこ』のミュージカルを見ました、
主演の森山未来さんが、物語の行間にあるものを表現したいと言っていたのを聞いたので、わたしもそれを読み取ろうと、トイレを済ませてテレビの前に椅子を据えて真剣に見ることにしました。

以前 原作を読んだときは、100万回も生きて いろいろな体験をしてきたねこが、最後に愛する家族を持ち、もう生き返ることなく静かに死んでいくという、極めて『人間的な話』だと思いました。
死ぬことなんて平気だと言って拗ねたように生きてきたねこが、100万年経って初めて愛することを知り、愛する相手とずっと一緒にいたいと思うようになるのですが、なんだか急にマイホームパパになったねこに、究極の幸せは家族と一緒に居ることだよ、と言われているようでなんだか陳腐な印象を持ってしまったことを覚えています。

幾度となく国語の長文読解の問題にも出てくるこの物語の真意がよくわからず今日まできたのですが、今日のミュージカルを見ていて、ちょっと待てよ、と思いました。

100万回生き直せるということは、生きることに真剣になる必要がないということなんじゃないか、たった1回の人生だから大事に悔いなく生きようとするのではないか、失敗しても簡単にリセットできないから、なんとかしようと工夫を凝らし努力するのではないか、この物語はこのことを言いたかったのではないだろうか、と思いました。単なる恋愛もの・家族ものではない、もっともっと深い生き方の教本だったのだ、と。

歳を重ねた後で読み返すことでわかることもあるのでしょう。もう一度この『100万回生きたねこ』を読んでみよう、と思いました。


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