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3月11日

2年前の今日、大震災のことをローマの空港で知りました。
奇しくもそのほんの数時間前、西暦79年のベスビオ火山の噴火によって灰に埋もれたポンペイの遺跡を見てきたばかりでした。

当時 わたしの住んでいたところは海抜0メートル地帯でしたので、津波にのまれることはあるかもしれないけれども、灰に埋もれることはないなぁ、と広大な遺跡を前にして漠然と思っていました。

それが、ローマの空港の大型テレビの前で大勢の日本人が棒立ちになっているのを見たとき、さっき見てきた風景が遠い国のものではなくなったことを知り震えました。

翌日帰国して原子力発電所の無残な様子をテレビで見て、単なる天災だけではなかったことに また愕然としました。

あれから2年。まだ手着かずで復興のめどもたたない地域が震災当時のままで取り残されています。阪神間の大震災の後、復興の槌音が頼もしく響いていたことを思うと、なんと歯がゆいことでしょう。

忘れてしまいたいでしょうに。でも忘れてはいけない、と・・・
わたしなら、何もかも記憶から消し去りたい、と思ってしまうだろう。
忘れてはいけないのは、直接被害に遭わなかった人々のほうです。


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