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選挙の思い出は、『梅干しのおにきり』です。

教室のすぐ横を選挙カーが、立候補者の名前を連呼して走り去ったとき、うるさいなーと子どもたちは口々に言いました。

この選挙カーのスピーカー音を聞くたび遠い昔を思い出します。
祖父は府会議員をしていた時期がありました。まだ子どもだったわたしでさえ、この選挙の時期は落ち着かない毎日を過ごしていたことを覚えています。
学校から帰ってきても誰も家にいないので、まず選挙事務所へ行きます。そこでいっぱい作りおいてあるおにぎりを食べながら宿題をしました。夜は演説会の手伝いで、父も母も帰りは遅く、妹と二人で先に寝る日々。後援会の人がときどき様子を見にきてくれ食事を用意してくれたりしましたが、やっぱり寂しい思いをしていたなあと・・・
授業中に遠くで選挙カーから祖父の名前が流れると、クラスの男子がおもしろがって声音をまねたりするのも本当に嫌なものでした。耳をふさぎたくなるのをこらえて知らん顔をするのに精いっぱいでした。
田舎から嫁に来た母は慣れない土地で、顔見知りも少ない中、どんなに気を揉んだことか、大変だったろうなあと今になって思います。母が亡くなった時、父が「大阪に連れてこなければ、こんな病気にならんかったんかな。」とボソッと言いました。そのときは何を意味していたのかわからなかったのですが、父は選挙のことを思っていたのかもしれません。

一人の候補者を立てるのにどれだけ大勢の人が支え動くのか、子どもながらに知りました。

16日、あと一週間ですね。


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