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読み聞かせは子どものペースで

昨夜、長男夫婦と食事をしていた時、お嫁さんに聞かれました。
「子どもに絵本を読んでやる時期って、いつごろからが良いのですか?」と。

そういえば、息子がまだ寝返りもうてない頃から絵本を読んで聞かせていたことを思い出しました。毎日毎日、初めはお昼寝の時と夜寝る時の2回。

長男はなかなか寝ない赤ちゃんだったので、抱っこして近所を一回りして、やっと寝たかな、と布団に寝かせるとパチッと目を覚ます、また近所を一回り の繰り返しを数回することはざらでした。こちらもくたびれた頃、絵本に登場いただくのが常のことだったのです。

話なんか理解しているはずはないのですが、じっと聞き入っているのがわかります。ページをめくると、目で追います。何度も何度も同じ本を読んでやりました。リズミカルな言い回しのページでは、首を振りながら聞くようになった頃、はっきりしない言葉のような音を発するようになりました。リズムに合わせて発語するのです。生後10か月にまだなっていないときのことです。

また歩く姿もさまになってきた頃、初めて『てぶくろかいに』を読んでいたときのことです。きつねのぼうやが、母きつねに変えてもらった人間の手ではなく、間違えてきつねの手の方を帽子屋さんにさし出す その場面にさしかかったとき、息子は えっと言ってあわてて飛び起きました。まだまだ赤ちゃんだと思っていたのに話の筋を理解していたことにわたしは驚いて息子を抱きとめました。


絵本の威力を感じましたよ。息子の言葉に対する感覚、というよりも、音に対する感覚が鋭くなっていくことにわたしは興味深く思っていました。
ラジカセのテープが回る音、犬の鳴く声、プールで水を蹴って歩く音、当時使っていたワープロの印刷するときの音、などなどを全て息子独特の擬音語で表現するのです。
その擬音語がなんともピッタリで、目からうろこ、いや耳からうろこの連続でした。


本の楽しみを知った子は放っていても本を読みます。文字も目に飛び込んでくる活字を自然に覚えていきます。ひらがな、かたかな、漢字、アルファベット、数字。まずはひらがなから、なんて順番はありませんでした。マンホールの文字、車のナンバープレート、表札、看板・・・。街は活字であふれています。

『子どもとひざを突き合わせて勉強』 はお互いにストレスが溜まります。子どものペースと親のペースがピタッと重なったとき、『学ぶこと』 と 『楽しいこと』 もピタッと重なるのかもしれません。また読み聞かせの時期に早すぎる、も 遅すぎる、もないと思います。時間にほんの少しのゆとりを見つけたときが、『始めるとき』 だと思いますよ。



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