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井戸端会議の効用

友だちが興味深い話をしていました。

彼女の息子さんは名だたる私立の進学校から公立大学の医学部に進みました。
さぞかし数学がよくできるのだろう、と思って話を聞いていると数学は苦手なのだそうです。
意外なことに一番得意なのは国語ということでした。

小さい時から、主婦の井戸端会議を聞くのが好きな変わった男の子だった、と友だちは言います。
彼は、ここで、世の中の縮図のような話に聞き入っていたのでしょう。

中学入試の国語の問題は、精神的に大人でなければ解くことは難しく、いわゆる場の空気を読めない子にとっては太刀打ちできる代物ではありません。
息子さんは、おばちゃんたちの話の裏の裏を読むことで観察力を養い、大衆の趣向を学んだということでしょうか。

あまり本を読まなかったのに国語がよくできたのは、これが原因だと思う、と友だちは笑いながら言いました。

そう言えば、幼稚園時代のうちの長男の口癖は「恐縮、恐縮」でした。
家族のだれも発したことのない言葉です。きっとどこかで大人の会話を聞いた時、彼の耳にスコンと入ってきたのでしょう。

「大人の話に子どもは入るな」とよく言いますが、内容によっては「子どもも入れ」なのかもしれませんね。あくまで内容によっては、ですが・・・

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