行間を読む

小松左京のショートショート『キツネと宇宙人』の読解問題を解いていた中1生に、
「結局 車に乗っていた紳士は『キツネ』やったんやねぇ。キツネと宇宙人の『化かしあい』で、地球人に化けた宇宙人に意図せずキツネが勝ったということやね。つまり、地球をキツネが救った、ということや。おもしろい話やったやろ?」と言うと、
「えっ?紳士はキツネやったんですか?そんなことどこにも書いてないですよ。」
「へ? そこがわからんかったら、この話はおもしろないでー!!」
「そんなー・・・なんでキツネやってわかるんですか?この紳士、キツネをやっつけるために車を降りて行ったんと違うんですか?」

行間を読む、とよく言われますが、この言外に書かれたことを読み取ることができないと国語の成績は上がりません。中学までの国語のテストなら まだ設問中の切り取られた文章を読むだけでも何とかなるかもしれませんが、高校以上の国語の問題では点を取ることは難しいでしょう。特に古典の問題は背景になる史実や当時の生活様式などの知識がないと、単に古文単語や文法を暗記していただけでは解くことはできません。


先の『キツネと宇宙人』の問題ですが、ちゃんと話の『おち』を理解している子は何人かいました。
この差はどこからくるのでしょうか?

日々の暮らしを見つめ直す必要がありそうです。

まずは普段使っている言葉を見直してみてはどうでしょう。意味のある言葉を使っているか、場面場面にピッタリの言葉を選ぼうとしているか。
次に興味の幅を広げる努力をしているか、家庭内の会話が偏ったものになっていないか、と 家族みんなで考えてみることをおすすめします。




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