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能楽の発表会

今日は先日ブログに書いた『大飛出』の男の子の『能楽発表会』があり、たくさんの子どもたちが次々と能舞台で日頃の稽古の成果を発表していました。

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例の5年生の男の子も教室で見せる顔は封印して、真剣そのもの。日本語ですが、何を言っているのか わたしもわからない長い謡曲を謳い上げ、背筋に棒を入れたように、まっすぐの姿勢で舞っているのを見ているうちに、手が汗でびっしょりになり思わずカメラを滑り落としそうになりました。
素晴らしかったよ。
どう表現すればよいでしょうか。彼の所作には『ため』がありました。
素早く動くところはどの子も同じように思いましたが、次の動作へゆっくり移るときに、感情移入しようとしている子は、『ため』があり、余韻を表現しようとしているように見えました。
最後の立位から、蹲踞の姿勢をとるときや、開いた扇を閉じるときの間合いの取り方など、(わたしは能楽はよく知らないのですが)、彼が一番良かったと欲目なしに思います。

先日から光琳の掛け軸や今日の能楽と、伝統文化づいています。掛け軸の『余白の美』は能楽の『ためた所作』に当たるように思いました。余白なく塗った西洋画や、心の内面も歌や動きで表現するオペラに比べると、日本の芸術は見る者に感性や教養を要求するように思いました。

明日、彼は教室に来ます。ちょっと大人びた顔をして来るのかな。

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