本の魅力を知ってほしいなぁ

「本が大嫌いなんです。」とニューフェイスの中二生くん。
「もったいないよー!! 人間に生まれたのに。どうして?」
「文章と場面が一致しないって言うか・・・。」
「話に入り込めないんかな?」
「はい、そう、それ、そうなんです。」
「だれでも人生は一回。たとえどんなに波瀾万丈な人生を送ったとしても、そうそういろんな体験をすることは難しいよね。でもね、本を読むことで追体験っていうねんけど・・・、他人の体験を 本を通して自分の体験として捉えること、この追体験ができるのよ。たくさん本を読んだ人はそれだけ追体験も多い。わたしの叔母はいつもいつも本を読んでたの。旅行も行かず、おしゃれもせず、美味しいものを食べ歩くこともせず。この人、何が楽しいんやろ、って若い時は思ってたわ。でもね、年をとってわかった。叔母は本の中でいっぱいいろんなところに行って、いろんな人に会って、いろんなことを考えていたんやね。豊かな人生なんやなぁ、って。君はまだまだ若いもんね。実体験の中で生きているからわからんかもしれんけど、本はそれほど素晴らしいものなんよ。」

目を逸らすことなく、じっと私の話を聞いていたこの男の子でしたが、聞き終わると、手に持っていた本に目を落とし表紙をそっと撫でました。


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