不思議なこと

8年ほど前の話です。
小学校を卒業したばかり子たちを集めて、スムースに中学の授業に馴染めるようにと先取り学習をしていたときのことでした。
卒塾生で当時高校2年だった男の子が遊びに来ました。
一通り授業が終わり、生徒たちが帰った教室で、その男の子は
「先生、方針を変えられたんですか?」と ぼそっと言いました。
「えっ? 方針?」
「ええ、ぼくは先生から 勉強とは一人でするものだ、ということを教えてもらいました。じっくり読んで理解して、わからない所は調べる。それでもどうしてもわからないときだけ先生に教えてもらう。そう教わりました。」
「・・・その通りやで。」
「じゃぁ、さっき手取り足取り教えていたのはなぜですか? あれでは自分で考える余地がないのではないですか?」
これにはぐうの音も出ませんでした。

不思議です。当時は定期テスト対策さえしませんでした。週に2回、1回に2時間だけ、中学生たちは教室に通ってきていましたが、今から考えると たまたまだったのか皆優秀でした。ゆとり世代の子でしたが、自分で考えることができる子たちでした。

今は定期テスト前などは塾に缶詰状態にされた子たちが長時間勉強することが当たり前になっています。たぶん、先の男の子なら、「家で勉強する時間がなくなってしまう。」と言うでしょう。
当時は映像授業のような気の利いたものはなかったのになあ。でもそんなに授業に困ることはなかった。どうしていたのだろうと不思議で仕方がないのです。

学習の根っこが育つ、実感教育。ラフラーン

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