感想文に感動する。

オズの魔法使いを読んだ女の子の感想文の一部です。

これまでのわたしは、空手の試合で一生懸命戦って負けるのが嫌なので、初めから「負けたい」と言っていた。

この一文を書くことにどれだけの葛藤があったのだろう、と、この女の子がいじらしく思えて頭を撫でまわしたい衝動に駆られました。

先日の懇談で、この女の子のお母さんが
「学校の懇談では、この子は何一つ褒めてもらえないんですよ。何一つ・・・。」とうつむき加減に話されていたのを思い出しました。

実は嬉しいことがあっても、子どもらしく喜ばないこの子のことを前からちょっと不思議に思っていたんです。でも、そんな自分自身をこの子本人も何とかしたいと思っていたんだなぁ。

『オズの魔法使い』のドロシーの素直さが、この女の子の心を開いたんですね。
何度も何度もドロシーの大胆なのに思いやりのある行動に驚き、そのつど自分と比べているこの女の子の作文は、拙いながらも自分の殻を破ることができた喜びに溢れていました。

「よく書けたなー!! いい感想文やよ。」と言うと、この女の子はパッと頬を染めて嬉しそうに まっすぐな笑顔を返してくれました。

いいなぁ。最高の感想文やなぁ。文章自体に目を見張る表現があるわけでもないのですが、ひたむきに自分と向き合って書いた感想文は人の心を打つのです。

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