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国語の読解問題を解くには

「それってあなたの感想ですよね」
が一昨年小学生流行語の1位になったことはまだ記憶に新しいですね。

まさにこの『それってあなたの‥‥』は読解問題を解くカギになる言葉なのです。

まだまだ経験が少ない子どもが読解問題を読んだとき、
書かれている具体例に引きずられて作者の主張に辿り着けいないことがよく起こります。

主張理解の補助としての具体例なのに人生経験の少なさゆえ、
具体例に少しでも知っていることが書かれているとそこに目がいってしまうのでしょう。
ましてや具体例に普段から興味のあることが書かれているとなると、
主張部分は完全に隠れてしまうのは想像に難くありません。

また、『本の読み方』(平野啓一郎著)で平野さんは、
読解問題を解く際に、問題に使用されている著者の文章の理解ではなく、
問題制作者が著者の言葉を通して何を問うているのか、と考えるようにしたらテストの点数が上がった、
と書いておられます。
つまり問題制作者は受験者にどういう答えを期待しているのか、
と徹底して制作者の視点でテスト問題を読んでいくと、何を答えるべきかが明確になるということです。

まさに他者意識。これが育っていないと、
浅く狭い知識理解をベースに自己中心的に問題を解くことになるので
正答に辿り着くのは果てしなく難しくなるのだと思います。

『人生経験』は生きている限り増えていきますが、
中学入試・高校入試・大学入試、と次々にイベントが襲ってくるので余り悠長なことは言っていられませんね。

でも本を読むことで擬似体験はいくらでもできます。
無人島に漂着することも、義足を作ることも、旅館を経営することも、、、
本の中なら主人公たちと気持ちを一つにすることができます。

寒さがひと段落して外出の機会も増えると思いますが、本を楽しむ時間も特に子どもたちにはとってほしいと思っています。




学習の根っこが育つ、実感教育。ラフラーン

学習教室ラフラーン






初 茨木高校合格 !

またまたブログの更新をすっかり忘れていて1年近く経っていました( ̄^ ̄)ゞ

昨日は大阪府立高校入試の合格発表がありましたね。

保護者宛のラフラーン便りにそれに関連することを書きましたので、このブログにも転載しておこうと思います。




この時期、「ちょっといいでしょうか」と保護者の方が来られると、ドキッとします。

先日も、こんなことがありました。

ある保護者が扉を開けながらおっしゃいました。

「ちょっといいでしょうか。」

「はい、こんにちは、いつもお世話になりありがとうございます。何でしょうか。」

「もうすぐ中学生なので、ちゃんとした‥‥(微妙な間がありました)塾に行かせようと思いまして。」

「はぁ、なるほど。」

そうだなぁ。うちはカフェと間違えて入って来る人がいるくらいちゃんとしていない塾だものな。。。と思うと自分でも笑ってしまいました。


これまで高校入試の結果を公表したことはありませんでした。

高校合格、まして中学合格なんて人生のゴールなんかではないと思うからです。

それに合格して喜んでいる子もいれば、悔しい思いをした子もいる中、華々しく合格結果報告をするのも気が引けました。

でも、先の『ちゃんとした‥‥』という言葉は、今、一生懸命頑張っている生徒たちにも聞かせたくない言葉だと思いましたので、

3月20日に入ったばかりの公立高校入試の結果をご報告したいと思います。幸い受験した3人の生徒たちは皆合格しました。


2023年合格した府立高校

茨木高校
大手前高校
高津高校

以上各1名3校です。


わたしが必死で教え込んで合格させたわけではありません。季節講習なんかもしていません。

生徒たちの努力の賜物です。

『ちゃんとした塾』

とは、どういう塾なのか。

目指すところや塾に望むこともそれぞれ人によって違うと思います。それならば『ちゃんとした』の定義も当然ありませんね。

子どもたちや保護者の方からご意見をいただきながら、『学びやすい』塾を目指そうと思います。




学習の根っこが育つ、実感教育。ラフラーン

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心強い助っ人

先日から月数回になりますが今春大学に進んだ卒業生、
HIROTOくん(姓名が独り歩きしないよう、かと言って呼び名がなくては話しにくいので名前だけ書いています)
に来てもらっています。

現在私立中学3年生の生徒の学習が高校範囲に入ったため、
大学入試を見据えた指導が必要になったこと。
また中学生全員のモチベーションアップにつながる刺激が欲しかったことなど
生徒たちへの良い影響を望んで彼に来てもらうことにしました。
それだけでなくコロナ禍のような不測の事態に遭遇したときに人手があると、
わたし自身心穏やかで居られることが何よりです。
また、HIROTOくんと直接顔を合わせることがない小学生たちにも余裕を持って接することができ、
教室の雰囲気もより明るくなると思っています。

19日の日曜日に、定期テスト対策として希望する生徒が自学自習できるよう教室を開けた際、
HIROTOくんにも手伝ってもらいました。
この日に直接彼から指導を受けた生徒は2人でしたが、
HIROTOくんが高校時代に解きこんでボロボロになった青チャート(大学受験数学のための王道の問題集)を見た子たちは
皆驚きの声を上げていました。
その感嘆の声の後、問題集を指さしながら彼は「これ30周しました。」と言ったのですが、
どういうこと? と皆ぽかんとしていたので、
「この問題集を30回解いた、と言うことやで。3回とちゃうで!」と横からわたしは付け加えました。
もう皆『感嘆の声』も出ない、敬服した表情でただただHIROTOくんを見つめるばかりでした。

まさにわたしはこの瞬間を望んでいたのだと思います。
論より証拠、このボロボロの青チャートや英単語集、それよりなによりHIROTOくんのその存在が、
いかに勉強しなければならないのかという100の言葉を凌駕すると思いました。

幼稚園のときから見てきたHIROTOくんです。
幾多の困難を自力で乗り越えてきた彼なので、
よき先輩よきお兄さんとして学習指導だけでなく悩みごとの相談にも乗ってくれると思います。
またHIROTOくんにとっても生徒指導をすることで人間としての器がより大きくなるでしょう。
みんなで良い刺激を与えあい、より大きく成長できることを日々祈っています。



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もう春になってた

中3生たちを見送り寂しがっているうちに春になっていました。
と言うか、今日の昼間は初夏の陽気。
入学式帰りの親子連れや初々しい新入社員らしき若者の姿を街中で見かけると、気持ちも改まりますね。

空をのんびり見上げることができるのは本当に幸せなことなのだなぁ、と思います。



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"たとえ話"力を磨こう! (9月のラフラーン便り より)

もう9月 またまた ひさ~しぶりの更新です。
「コロナで休校になりました。」と、また保護者の方から連絡が入りました。出口が全く見えてきませんね。

そんな中でちょっとだけ笑える話を一つ。

ワクチンを接種して抗体ができるといわれる2週間後を待って、やっと美容室に行ってきました。
この美容室の美容師さんのカットは再現性が高く、不器用なわたしでもドライヤーで乾かすだけで形が決まるので、
もう長い間お世話になっています。
美容師としての腕前だけでなく、いつも何かしら示唆に富む話が聞けるのも長く通っている所以です。

その日は、『話し上手な人』について会話が弾みました。
結論から先に話し始める人、知識や情報が豊富な人、ポジティブな人、などなど思いつくまま話すうちに、どうやらこれじゃないの?と二人ともに納得したのが、”たとえ話”の上手い人、でした。

論説文の読解では『主題は抽象的な文章から探す』のが定石ですが、難解な文章であればあるほどいくら『抽象』から探そうとしても文章そのものの理解がおぼつかないのでなかなか見つけることができません。
そんな高い山のような論説文の頂上を目指すには、ガイドが必要です。そのガイドにあたるのが具体例、つまり”たとえ話”です。美容師さんと話すうちに、当時4年生だった男の子との面白いやり取りを思い出しました。

「ばつが悪い、ってどういう意味ですか?」と速読速聴をしていた子が聞いてきたとき、この4年生の男の子が割り込んで来てすかさず、
「友だちの家で、その家の冷蔵庫を勝手に開けているところを家の人に見られたとき、やな。ばつが悪いよなあ。」
とジェスチャーを交えて話しました。
質問者の子は笑いながらも大きくうなずき、あるあるー!と言って自分の席に着きました。

なんと素晴らしい”たとえ話”でしょうか。4年生でこの会話力。短くてどんぴしゃりな100点満点の”たとえ話”です。
”たとえ話”は、聞き手が共感できる内容でなければ意味を成しません。相手の立場に立ったぴったりの”たとえ話”ができたとき、話し手も聞き手も齟齬のない気持ちの良い時間を共有するのだと思います。

“たとえ話”力を磨こう! と改めて思いました。